注文はない洋服店(島田洋服店)
洋服店、と名のつくものに入ったのはこれがはじめてかもしれない。アパレルブランドの路面店やセレクトショップに立ち寄ったことは会っても、「洋服店」と名前のついたファッションショップはなかなか珍しいのではないでしょうか。洋服店という名前だと高橋洋服店のようなオーダーメイドの仕立て屋さんを思い出します。
この島田洋服店、実は洋服屋さんではなく和食屋さんです。
「お任せ」のみのどちらかというと正統派のものをだされる料理屋さんです。
先付?温泉玉子。タレはあっさり目でそこに柚子が良いアクセント
お造り。器が良い。まだお伺いした時は残暑厳しい時でしたが、はやくもカンパチが。タイも甘くて食感がしっかりしてます。
夏らしく、汁物はナスと穴子。今風の濃い味ではなく、優しい味です。
魚はカツオの藁焼き。提供される直前に藁で焼かれるカツオは香ばしく、火加減も絶妙です。
ノドグロ?の押し寿司。やや酸っぱめなのが夏に合っています。ただ、魚の押し寿司加減はそこまでもなく、素材の味といった感じです。
タイかグジだったような……
トマトのジュレ的なものが和風なのに合っていてよかったです。
コースで唯一変更可能なのは、ご飯を白米から炊き込みご飯に変えられること。この日は夏らしく「たこ」か「あゆ」でした。たこ飯は食べたことあるものの、鮎ははじめてなので、鮎を選択。土鍋で炊くご飯はこういうところならではですね。
こういう炊き込みご飯が美味しいお店はとてもステキ。
デザートはくだものとかき氷的な氷を添えたもの。これもあっさり目
店名はもともと洋服店としてスタートしたお店をお義父さまが畳まれたので活用しているとか。ミシンのロゴがかわいく、素材の味を活かした味付けと品揃えはリーズナブルだと思います。
また秋が深まったころにいきたいですね。