都ゆく細道

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一年に一度は東京らしくないところに行きたくなる。それはもっぱら京都だったりして、行き先の偏りはどうにかしなければと思うのですが、京都、関西は見るところが多くふらっと行くのにも困りません。

 

台風が来る10月の頭、台風一過の気温は20℃前後で、晴れもしくは曇り、こういうときに困るのが格好です。

もう一年前の夏から秋の変わり目をどう過ごしたかは記憶になく、毎年手探りです……

とりあえず、雨はもう降らない。ならば革底の靴。そして、気温と京都の寺社の脱ぎはぎを考えるとスリッポンのほうがいい……と、考えチョイスしたのがJohn LobbのAshleyです。アンラインドかつ、履き慣らしたこのローファーの快適度合いは保証済み。実は最近手に入れたGGのAntibesと迷いましたが、まだ擦れることがあり、より長時間の履き心地に不安がない方を。

 

 

さて、肝心な上着やらです。ジャケットがあったほうが財布やケータイなどの収納がラクなので、あとはまあ、好きなので極力羽織りたいところですが、25℃を超えるとやや無理してる感が出て、28℃くらいになると汗ばんで来る気がします。そこで、多少涼しいことの期待を込めて、リネン混のジャケットと、その下は半袖Tシャツとしました。長袖+ジャケットはやはり最高気温23℃くらいのスタイルでしよう。

最近好きなダブルブレステッドのジャケット+VネックTシャツ。

シングルプレステッドのジャケット+Tシャツの組み合わせはかなり市民権を得てるのですが、そこへ行くとダブルブレステッドはまだまだかっちりした服に思われていそうです。ダブルブレステッドの期限がよく言われるような船乗りなどの服装であるならば、そこまでかしこまって着る必要性はないはずです。しかし、布面積とボタン数からか、シングルよりも高級感を醸し出してます。これはもったいない、ということで、考えているのがダブルジャケットのカジュアルな着こなしです。

もっとも、リラックス的な「余白がある」装いがどうも難しく、Tシャツやタイあり、タートルネックなどは余白を埋められるので、できても、本来タイがあるべきところにないノータイシャツのスタイルがダブルジャケットにはどうにもしっくりこず、これもまだまだなのですが……

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兎にも角にも、この格好はまさに適温で関西を満喫することができました。

一泊2日でも靴には疲れが見えますが、ちゃんとケアしてあげれば、いままで以上に輝くのはさすがジョン・ロブです。

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関西に住んでたこともあり、思い入れの地を周ると東京では得られないリラックスができる気がします。