Luster Blossom

セールシーズンになると、いままで興味のなかった柄や形のアイテムが気になりますが、その中で「もの」になっていくものは多くないのではないでしょうか。

もっとも、通常価格で買ったものが、長く活用できるているかと聞かれると何ともお応えにくいですが……

 

もっとも、今まで敬遠してたものが、意外と「使える」こともあり……自分で能動的なサーチに引っかからなかったものが、SNSでのほかの方の投稿や本屋でふと見かけた本、ショップでふと目に入ったアイテムのように、セールというくくりで見ているとピンときたものもあると思います。ファッションアイテムは結局身に着けてみなければ…のものですがワードローブに加えるかはよくよく吟味したいものです。

 

しかし、オーソドックスなものであれば、使いまわせそうかの判断は容易ですし、手に入れてみたくなります。

私がクリアランスセールで見つけたのはネイビージャケット。暗すぎず明るすぎず普遍性の高そうなモデルです。20~30%割引になることはよくあると思うのですが、40%オフ表示を見て思わず手に取ってしまいました。

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De Petrilloのネイビージャケット

半裏ですが、ラペル幅9.5cmと今どきのイタリア製らしいです。生地がごわごわ厚手でAutumn/Winterのジャケット感満載です。
アームホールは小さく、ですが、窮屈どころか、生地のごわつきを感じさせないほど着心地が楽で、多くの人に愛されている理由がわかります。脇回りが特に独特ですが、それにより肩からアームホールのあたりの位置取りが独特かつ優れているんでしょうね。

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ブランドタグ

POSILLIPOというモデルでDrop7。以前Drop8のものを着たことがあるのですが、それよりはフィットしている気がします。POSILLIPOは、ブランドのあるナポリの町の丘の名前のようです。英国の靴もそうですが、地名がサマになっている感じがありますね。「数寄屋橋」など日本でもラインナップ名としてサマになりそうなものはありますが、その土地への各個人のイメージが違うと、解釈のポジティブ/ネガティブは異なりそうです。

さて、このジャケットを、もちろん、このまま着てもいいのですが、せっかくなので表情を変えてみました。

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ブレザーに

ボタンをメタルボタンに付け替えてブレザーにしてみました。

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メタルボタン

もともとの表情も活かしたく、縁取りがゴールドで中央の地色はネイビーのボタンにしてみました。メタルボタンには、さまざまあり、刻印なしのシンプルなものやさまざまなモチーフのものがあります。そのなかで、金一色より、中央部分がジャケットとなじんだほうが、このジャケット着用のシーズンである秋冬に適したラグジュアリー感がでるのでは…という目論見です。

かつて、名もなきブランドというか閉店セールのようなタイミングでふらっと入ったお店で買ったネイビージャケットは、生地が厚手なのに、裏地なし・本切羽仕様で冬によく着るお気に入りのジャケットの一着でした。ちなみにお値段なんと3,000円でした…

価格に見合わず?明るめのネイビーが気に入ってよく着ており、今思い返すとドレスクロージング的な方向性に興味を持ったきっかけの一つだったかもしれません。厚手生地のネイビージャケットを見ると、その時のことを思い出します。


このジャケットも、同じように着込んでいきたいです。