春典序曲:寒暖差の激しい日の装い

立春、雨水と暦を巡ってくるにつれて、日中は暖かいものの、朝晩は寒いという日が多くなってきました。そんな日は格好に困ります。昼に合わせると朝晩が寒く、朝晩に合わせると昼は暑く…そこでいろいろと模索してみたのですが、いまのところはこのようなスキームで服を決めることにしました。

①外出が必要な日なのか?いつ?どのタイミングで?

オフィス以外の、打ち合わせをはじめとしたもろもろで外出が必要な日であれば、その外出に合わせた服装をまず考えます。たとえば、オフィスに行った後、一番暖かい昼からクライアントと会議で、そのあと帰ってオフィス仕事…といったような日であれば、昼に合わせた格好を考えます。個人的なルールとしてはジャケパンなのか、スーツなのかはともかく、外部とのビジネスの会合を持つ場合は、黒靴で、ニット類は着ないことにしていますので、この時点でシャツとジャケットという格好が決まります。そして、日中ジャケットだけで過ごせる暖かさ、というのであれば、オフィスへの行き帰りはコートを身につけるが、日中はスーツ・ジャケパンでの外出・打ち合わせといった形にしています。

終日オフィスにこもりきり、の日であればオフィスではジャケットを脱ぐので、ニットを着ますし、夜、たとえば学生時代の友人と飲む、というような日だったら、中にニットを着て調整したり、あるいはコートを着るかもしれません。

 

②気温の高低はどのようなものなのか?

気温の寒暖差が10℃あるといっても、2℃→12℃と8℃→18℃では必要となる装備は大きく異なります。個人的には、6℃付近を下回るとコートは必須になりますが、最低気温8℃であれば、ジャケットにマフラーでだいぶ暖かいです。終日外出で2℃のタイミングが一番外にいて、日中は建物の中、というのならば、コートをメインとして装いを考えるところですが、18℃のタイミングで外に出るのならば、冬物の中でも薄手のジャケットに朝晩はマフラーを巻いて、出発するでしょう。

 

③どの素材を着ていくか

 ジャケットでも梳毛のウールジャケットと、ツイードの厚手のものでは、表情だけでなく、着るのに最適な気温も変わってきます。やや寒いがコートを着るまででもない最低気温、日中はさらに暖かい日で、外出続きなら、ツイードではないですが、紡毛の厚手のジャケットを着て行くことが多く、寒さにも適応できる服で乗り切ることにしています。

また、ニットも、ウールのものとコットンのもの、リネンのものでは異なります。こうした素材を生かしてマフラーしたりやニットをシャツとジャケットの間にはさんだりとすると冬だからコートを着たものの、暑くて脱いでかさばる、といったことも防ぐことができます。

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