再訪のグルメ
東京で1番推してるフレンチかもしれませんが、日本橋にあるボンヌターブルがとても気に入ってます。
ランチ・ディナーともに安くはないですが、もっと高い価格帯のフレンチに劣らない、和食のインスピレーションを感じるような「新しい」ひと皿や、盛り付けがあります。
4月のランチに訪れた時は以下のコースでした。
①季節のサラダ
定番のメニューですが、もちろん中身は季節で変わります。この時は柑橘フルーツ入りで、素材の味を活かしたサラダ。特にスイートポテト的なお芋さんが濃厚でした。
②ホワイトアスパラガスと卵黄ベースのソース
季節のホワイトアスパラガスを焼き、卵黄ベースながらもあっさりとしたソースでいただきます。アスパラガス前線と呼ばれるホワイトアスパラガスの旬が春にはあるのですが、皿の上の前線で春らしさを感じます。
③イカの肝を使ったリゾット
上に乗ってるのは焼いたイカで、イカよ肝を使って黒くなったリゾットだそう。フレンチ一本というより、和食の炊き込みご飯的な出汁で、イカの旨みを感じれるひと皿です。
ちなみにアルコールペアリングだと、料理にあったアルコールドリンクを出してくれるのですが、この料理に対しては、ぬる燗の日本酒でした。
④イワシとジャガイモのパイ包み
メインのパイ包みは、フレンチの王道料理ですが、包みがお肉だったり、ソースでおもくなりがちです。それを今回はイワシとジャガイモ、キャベツを中身とすることで、あっさり目な上に、ソースもマヨネーズベースをさらに軽やかにしまような味付けで出しています。見た目にそぐわず春らしい軽やかさがあって、いい意味で期待を裏切られます。
⑤柑橘とチョコアイス
アイスもさることながら、ワインゼリーと柑橘の組み合わせが相乗効果でこれも軽やかな一品でした。
⑥カステラ
お茶うけの甘味。柚子を乗せることであっさり目なんなけど甘味が増大させています。
フレンチやイタリアンのコーヒーは、中にはあまり……と言うお店もあったりするのですが、ここのはコーヒー専門店と同じくらい味わい深く、細かいところにも手を抜かない姿勢を感じ取れて好印象です。
フレンチというと、お決まりのお肉やお魚……というイメージがあるかもしれませんが、新たな素材や調理法の組み合わせで美しく美味しいひと皿を提供してくれるお店もあります。
ここはそうした美味しい驚きのあるのが、とても好きなところですね。
月一回メニューがかわるため、また季節を変えて訪れようと思います。