レバノンで朝食を(京都篇)

京都で朝食というと、まず思い浮かぶのは和食でしょうか。街のイメージに近いですし、朝から炊き立てのお米を味わうのは元気が出ます。

あるいは、喫茶店のモーニングも比較的多い街ではないでしょうか。

 

一方で、知らなければ決して候補にあがらないのが「レバノン料理」でしょう。

そもそもレバノン料理と言われてもイメージしづらいですし、食べたことあるということも多くはないでしょう。

 

清水五条レバノン料理を提供しているのが「汽」です。モーニングを20食限定・予約制で実施していて、他店では味わえないモーニングを楽しむことができます。



プレートとポタージュ、ピタパンがセットのモーニングです。せっかくなので、「チキンとファラフェルのミックスプレート」にしました。プレートはジャスミンライスの上にスモークチキン、そして、サイドにレバノン料理の代表格「ファラフェル」のほか、サワーソース2種類と、野菜のピクルスやマリネなど、酢漬けしたものがいろどりを添えています。

別皿で季節のポタージュと、グレーの炭を練りこんだピタパンが。机の装飾もあいまって、さまざまな色味にあふれ「映える」朝食です。

このモーニングの素晴らしいところは、味のクオリティにおいても、写真映えや目皿示唆と同じくらいレベルの高いものである点です。ファラフェルは、ひよこ豆のコロッケで絵文字もあるくらい知名度があるものですが(スマホで「ファラフェル」と打つと表示されます)、日本人好みの味に仕上がっているほか、スモークチキンの柔らかさと香ばしさ、サワーソースのさわやかさは、濃厚なものではないですが、優しくしかし、しっかりとした味わいがあります。

 

また、いろとりどりの野菜の漬物ですが、京都の和食にある「さまざまな京野菜の漬物」のようで、立地からの勘案のようなものも感じます。

 

レバノン料理を食べたのは初めてで、京都で体験することになるとは思ってもみませんでしたが、また京都を訪れることがあるときは、ぜひまた食べたいモーニングですし、京都の和食は夕食など別の機会に召し上がったりと、朝は和食以外を検討される方には、おすすめです。

 

なお、デザートしてカヌレを追加することができるのですが、個人的には過去一番の外側のカリカリ度が高いカヌレだったので、カヌレ好きな方は体験されることをご検討ください。

 

予約はインスタグラムで受け付けており、休日よりは平日、旅行シーズンよりはオフシーズンのほうが取りやすいようです。