広い世界に未知なるステージ:秋の装い

秋はいつから始まるのでしょうか。定義は人それぞれでしょうが、無理なくジャケットを着れるようになってから、というのが、個人的な秋です。

季節目の変わり目は服装に悩みますが、最高気温が25度を下回り、最低気温が15度付近な日が背抜きと呼ばれるジャケットを無理なく着れる気温ではないでしょうか。25度より高い最高気温の日はシャツ一枚のクールビズスタイルのほうが快適です。(どんなに暑くても、いつもジャケット着用、タイを締めているのをスタイルとしている方はすごいと思うばかり…)

そして、最高気温が15度を下回ると冬用のジャケットを着てちょうどいいくらい、5度くに朝晩なるならコートを、と聞きますので、まだまだ冬は先の話ですね。

近頃、東京では最高気温が20度を下回る日や、最低気温が10度に近づくなど、急速に秋めいてきました。そこで早速ジャケットを羽織っていくことに。

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この日は、ジャケパンスタイルで。青のチェックジャケットに、フェアファクスのシャツ、伊勢丹オリジナルのネイビーソリッドタイ。パンツはグレー。足元は、ミヤギコウギョウのブラウンのストレートチップ。靴のブラウンの映え方が夏の日差しと異なるように感じる日でした。基本的に、同系色でまとめることが多く、特にジャケットがチェックでしたので、他は無地で統一しました。伊勢丹オリジナルタイはセールで購入したのですが、青の発色具合がフランコ・バッシのワンポイントタイよりは濃いけれども、ドレイクスのネイビーソリッドタイよりは濃くないといった具合です。ドレイクスのソリッドタイはかっこいいのですが、ともするとネイビーどころか黒に見えてしまうため、使う場面が限られそうですが、こういった色合いであればシックに多用できそうです。

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こちらは、夏購入したグレースーツ。ソリッドではなくピンドットだそうですが、ハンドトゥースや霜降り調に見え、グレー系のスーツがほしいこともあって購入しました。が、夏の暑さで本格的に着たのはこれが初めてです(笑)

シャツは同じくフェアファクス。タイもそうなのですが、ウールタイにしてはとても薄手で使い勝手がよさそうです。

タイはネイビー~ブルー系統のものが圧倒的に多く、もともと装いが青系統に偏っていたのを反映されいたのでしょう、グレーなどは少なかったのです。ただ、その反動か、グレーが気になりだすと、グレー系統の装いもしたく、購入に至りました。グレーのタイで難しいと思うのは、あまり淡いグレーやキラキラしたものだと、ともすると結婚式チックになることです。このタイは、ウールなのでいい意味でつやがなく、それでいてウールタイにありがちな厚く締めにくいものとは真逆なので重宝しそうです。

足元はミヤギコウギョウのブラックセミブローグ。実に4か月ぶりの着用です。やはりセミブローグはジャケットとタイあってこそでしょうか。

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それにしても服装の季節の区分は春夏SS/秋冬AWが一般的ですが、実際は春秋/夏/冬といった区分がふさわしいかもしれません。実際、ここで紹介したジャケットやスーツは夏用だったりしますが、夏はとてもとても……

気温に踊らされるずスタイルを貫くのはカッコイイですが、茶道の一座建立のごとく季節や場面に合わせるのも大事なことかもしれません。今の時期からはまさにジャケットを羽織ったり、タイを締めるのに最適なシーズンです。