観光の耐えられない軽さ
観光、それも宿泊をするとなると服選びにプラスして靴選びが大事になってきます。
荷物を増やしたくない以上が2日続けて着るのはイヤだ、そんなとき、しかし男性ならシャツや下着の替えは持って行っても、ジャケットは一着、ズボンもできれば一着で済ませたいものです。
問題は靴。靴は、いわゆる本格靴と呼ばれる革靴好きなら、メンテナンスの観点から連日履きは避けたいところですが、本格靴を無理やり鞄に押し込めるわけにもいかず、一足で済ませることも多いのではないでしょうか。
もちろん行き先によって靴をかえる(というか装いそのものが変わる)のですが、脱ぎ履ぎがしやすく疲れない靴であることが求められます。そして、問題は天候。天気が快晴ならレザー底や、コードバン靴でも良いですが、不安定な場合、ゴム底でないと厳しいでしょう。
今回、京都に一泊することになり、晴れではあったものの、鞍馬の山の方へ行こうと思っていること、街中の舗装された場所+寺社内の砂利道が多いこと、寺社などの歴史的なスポットで脱ぎ履ぎが必須になることを考えて、三陽山長のスエードサイドゴアブーツに。最近履けてない、ということもありましたが……
ちなみに寺社のドレスコードは特にないですが、暑くもないですし、神聖な場という向きもありますので、ノータイで、ホリゾンタルカラーシャツにダークネイビーのジャケット、ネイビーのストレッチパンツで似非スーツ的な装いです。
その上、鞍馬山の参道が山道!
一応、階段などはありますが地面は土、雨で滑りやすい気もしますが、三陽山長のこのチェルシーブーツはブランドオリジナルのゴム底、雨でも滑らずに進むことができました。
しかし、雨やら砂利道やらでスエードが汚れてしまいました。
しかし、京都なので靴メンテ品を扱っている店はあるわけでして、ブラシを購入。スエードだったので、ブラシで一拭きすることで元どおりに。スムースレザーでも同じようになるでしょうが、傷ついたり磨き具合がとれてくるとそうはいきません。その点スエードなのでそこは安心でした。
教訓としてもブラシくらいはあった方が良いということを学んだ旅行でした。気候的にこの時期の京都は過ごしやすくまた訪れたいですね。