行く野の道は:miyagikogyo”HAMAYUU”

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今年はスリッポンが注目を集めている、ローファーやタッセルローファーだけでなく、ワンピーススリッポンのようなタイプも注目だ、と聞きます。

このmiyagikogyoの靴は3年ほど前に打ち出していたモデルで、いまは展開していないようです。たしか、ネイビーとブラウンの展開だったですかね。どうやら、WFGでの宮城興業ブランドの展開は、定番品+季節の靴のパターンで、この季節の靴のほうはその時のみの生産のようです。

こちらは、幅がEの靴で、他のキャップトゥやダブルモンクの靴よりもラストがややゆったりめ。トゥのシルエットとセミラウンドで、アーモンドトゥのものと違う印象。

ローファーのようなモカシンがないスリッポンなので、スーツにも合わせやすいですし、ジャケパンにももちろん合います。ミディアム〜ダークブラウンの色合いなのでフォーマルには難しいし、カジュアルすぎる格好にも合いませんが、逆にその間の装いにはなんでも合いそう。

夏場の暑くて紐靴を履くのも億劫な季節には一番履いている靴かもしれません。

 

昔の日本の履物といえば、草履下駄が脳裏をよぎりますが、沓と呼ばれる平安時代の履き物がまさにこんなカタチをしていたと記憶しています。

そのせいか、和の香りを、メーカーがどこかということだけでなく、シルエットからも感じる靴です。

今後も流行とは関係なく春〜夏終わりまで活躍してくれる靴でしょう。