さて知らずの記
宮城興業を知ったのはWFGとのコラボ「ミヤギコウギョウ」でしたが、セミオーダーの靴や、百貨店向けのメーカーブランドも展開していることを知りました。
初めて展開していた大阪の百貨店で見かけたときはそのまま買ってしまいました。1種類しか持っていませんが、WFG×ミヤギコウギョウとの違いや所感を簡単にご紹介。便宜的に、WFGモデルをmiyagikogyo、百貨店モデルをMIYAGIKOGYOとしておきますね。理由は、インソックスのスタンプフォントが、百貨店モデルの方が大きいからです。両方とも、全文字大文字なのですけどね笑
デザインですが、miyagikogyoのラウンドトゥモデルに近いものの、それよりもクラシカルなスタイルです。キャップトゥの大きさは、miyagikogyoよりも小ぶりで、よりラウンドしており英国的な雰囲気があります。また、甲もmiyagikogyoよりも高いため、甲高な私はハーフサイズ下のものが履けてています。
踵はmiyagikogyoのほうがキツイと思いますね……miyagikogyoは薄手のソックスでないとキツイですが、MIYAGIKOGYOはそこまででもないです。
造りについてですが、基本的にmiyagikogyoとそう変わりないかな、と思います。あちらと違い、どこかで分解などされているわけではないので憶測ですが、縫いのピッチなどは変わらない模様ですね。
革質もmiyagikogyoとMIYAGIKOGYOでそう変わりはないような……これはブランド間よりも個体差の方が大きいかもしれません。
底の革質もmiyagikogyoとの違いを感じるほどではないです。
個人的には、miyagikogyoが理想とする足の形よりも甲高だったり、踵が大きくて入らない人や、東京以外で既成靴を入手したい人、よりクラシカルなデザインが欲しい人向きだと思います。宮城興業の造りの本格既成靴がさまざまなところで楽しめるようになったところがこのブランドのメリットでしょう。
今後とも展開に期待したいメーカーとして注目しています。