バナナ行進曲

キャベンディッシュ種のバナナはいずれ消えていくと言われているが、現在はもっとも多く食されている果物である。――『バナナの世界史』

 

よく、ワンランク上のファッションアイテムを購入する際、特別な日のために購入することが多いと思います。せっかくの晴れの日だから、こそ特別なもので着飾りたいということでしょう。私は逆に普段のちょっといいときにそういったものを実につけたいと思うタチでして、エドワード・グリーンやジョン・ロブのローファーを持っていてもキャップトゥを持っていませんし、次買うとしてもフルブローグなどを買いそうなあたりやはりそういう嗜好が表れていそうです。

いま、オンオフの境界が薄いアイテムにあこがれています。もちろんTシャツでも出社OKの職場ではないので、そこそこのドレス度は求められますが、オフでもどカジュアルなものを着ることはあまりないので、適度なオフィスカジュアルレベルのものが好きですかね。

そんなこんなで、ローファーなどが最近の志向ですが、タッセルローファーなんかはドレス度が高いけれども、スーツからジーンズまで似合うアイテムだと思っています。そんなところ新春セールでスエードのタッセルローファーが対象に、思わず購入してしまいました。

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クロケットアンドジョーンズ「キャベンディッシュ3」です。エドワードグリーンの枚サイズのものがちょうどぴったりのようでした。ラストはラウンドながらスマートで丸っこすぎないのがちょうどいい感じ。かかと付近もややキツめでぬける心配がなさそうです。

すでにスエードタッセルローファーはチャーチ「フォスブリー」がありますが、丸っこいクラシックなスタイルのもので、それより「キャベンディッシュ3」はスタイリッシュに使えそうです。このあたり、2つのブランドの志向の差異なのかもしれません。

あまり靴の皺については気にせずがんがんはくタイプなのですが、スエードタッセルローファーはなぜか付きにくく、それはそれでうれしいですね。

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ちなみにこのタッセルローファー、左右で色が違うことがセール対象になった理由のようですが、あんまりわかりませんね。ソールはシティーソールというラバーソールでクロケットアンドジョーンズオリジナルだそうです。ダイナイトソールに似ていると思ったら、どうやらダイナイトブランドのクロケット別注のようですね。

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エドワードグリーンもクロケットもチャーチもモデル名はおそらく都市の名前が揺らいだと思うのですが、ひょっとしたら人名かも知れません。キャベンディッシュで有名なのはバナナでいま一番食されているバナナを見つけた人の名前を取ってそういわれているそうです。フルーツなどからの命名とかあっても面白いですね。

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