Fight with the blues

よくメンズファッションのテーマに上がるのが、スーツが作業着として支給だったら?という問い。反語的な、それではつまらないという仮定の問いなのですが、国民服もしくは世界的な衣装として誰もが1着は持ってそうなのがジーンズでしょう。

ジーンズのつまらなさと面白さは表裏一体です。似たようなチノパンとは異なる、アクの強い表情をしているからこそ面白さがありますが、それは着こなしとして同じに見えてしまうかもひれません。あ、この人もこの人もジーンズだ、とか。

しかし、細部を見て行くと同じようで違います。シルエットや、色合い、丈の取り方など、探し出すときりがない。

特にジーンズをどこまで育てるか、については人の好みがでるところでしょう。購入直後のスタートの状態が良い人もいれば色落ちを意図的にさせるため、洗ったり、ヤスリをかけたりする人もいると聞きます。トリッカーズのカントリーブーツのようにガンガン履いて育てられる魅力があります。


特に着こなしで一見できるポイントとして色合いが挙げられるでしょう。

色で大別するならばブルーとそれ以外のカラージーンズに分けられますが、ブルージーンズといってもネイビーとブルーで分けられます。やはり、ジーンズといえばブルージーンズですが、今年は明るめブルーの流行なのか、ネイビーよりもブルージーンズが流行りのようです。


ネイビーですと、ジャケットに合わせるようなフォーマル性が、ブルーですとジーンズの野趣らしさがでてくるように思えます。明るいブルーによりカジュアルさがウリなのか?今年は明るいブルージーンズをよくみる気がします。また、ネイビーですと暗すぎてネイビーのチノパンなどと変わらないようなイメージがあるのか、またはっきりカジュアルと表現するのならば、ジャケパンとしても明るいブルージーンズのほうが、良いという人もいるようです。


個人的にはロイヤルネイビーくらいの明度が好きなので、ネイビーのワンウォッシュのものをさらに2〜3回洗った程度が好きです。ネイビージャケットもカジュアルに使えるものは黒に近いネイビーよりは青が入って行く明るいものになりますが、ネイビー〜ブルーといってもさまざまあります。カジュアルのなかでもTPOがありますが、それに合わせてジーンズの明度を調節できると「一見わからないがこだわっている」クラシックなこだわりになると思います。

カジュアルなパンツとしてはジーンズのほかにもチノパンやホワイトパンツなどありますが、ジーンズだけに絞ってバリエーションを持っているのもすごいスタイルかもしれません。

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