City of Stars:金沢

金沢、一言で言うとスケールの大きい都市、という印象でした。


土地面積の大きい場所といえば北海道でしょうが、札幌はたしかに平地広がる土地です。

しかし、金沢は兼六園や、その持ち主の居城金沢城の広さに圧倒されます。こうした広いところは札幌近郊では公園くらいなものでしょうか。

特に外せない観光場所として名前が上がる兼六園金沢城21世紀美術館は一箇所にあるわけでこの「金沢」の大きさに多くの人がふれてきたのではないでしょうか。

もしくは駅前の巨大な門を見てから行くとより一層こうした感慨を持つのかもしれません。


金沢の他の面に関しては、観光地が散らばっているのが面白いと思います。ひがし茶屋街、金沢城周辺、香林坊、近江町市場、武家屋敷はいずれも駅から歩くにはやや遠いが、バスなら数分といった星のように点在しています。それぞれこ観光地同士も歩くにはやや遠く、バスなら近いが、バスが混んでると難儀する、といった感じです。この微妙な距離間や、城や庭園の広さによって金沢ではけっこうな距離を歩きました。歩くことがマイナスとは思っていませんが、京都の東山や北山のような観光スポットが固まっているエリアがあるというよりは、スポットそのものが点在しています。


しかし、金沢の特徴は、そのスポットを現代まで遺しているだけでなく、金沢駅21世紀美術館、裁判所などの現代の建築や文化を観光客に印象的に見せているあたり歴史的なひがし茶屋街・武家屋敷・金沢城兼六園といった歴史文脈だけではない要素を出せている街だと思います。

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