キャラバン隊の到福
旅は楽しいものですが、冠婚葬祭で遠方に出るとなれば、服や持ち物に制限がついてきます。ご祝儀やお香典、それにともなうドレスコードに従った衣類、観光にするには向かない服をお供にせねばなりません。もちろん、主は旅行ではなくてその式に出席することなのですから、手を抜くというわけにも行きません。
今回は夏の結婚式とは対極の、お葬式で北へ向かいました。
まず考えたのは、靴。靴好きというのもありますが、北の地方は今の時期雪がまだ降るし積雪も……と考えたブーツに。
ちょうどある丈が短めのグレーのウールパンツと合わせれば雪降る気温にも対応できそうてす。
やはり、黒の喪服は必須……と言いたいところですが、黒一色はなんどかな、と思うも、喪服=ブラックスーツ、というのが常識な人もあり、顰蹙は避けたいことでもあります。
そこで、黒に見えるダークネイビースーツに同じくダークネイビーのソリッドタイ。さすがに靴がブラウンブーツでは似合わないため、キャップトゥにすることに。ミヤギコウギョウのキャップトゥは慣れきったものの、レザーソールの短靴を雪の環境で履くのは気が引けます。
そこで、グレーのパンツのジャケパンスタイルで現地まで行き、式典だけはスーツに。観光する際もジャケパンスタイルで行くことに。
問題はコート。北海道の冬はコートでも寒いので、防寒性の高いダウンジャケットに行くことに……でも外での儀式には対応し難いところが、心配でした。
しかし、北海道では建物内はもちろん地下通路など暖房がかなり効いています。結果的にスーツでも暑いくらいで、ちょっとの屋外移動は問題なく過ごせました。
葬儀は遺された人たちの集いの場。良い格好で良い想いでづくりに貢献したいものです。