The very heart of

"The very heart of British nation"、BBCドラマ『Sherlock』にて、バッキンガム宮殿をこうマイクロフト・ホームズは呼びます。

イギリスの中心地バッキンガム宮殿を言い表したことばだと感じますが、それは外国人観光客にとっても、あの場所が有名観光地になっていることからもそう言えるのではないでしょうか。

イギリスのvevy Heartなスポットだと思われているからこそ、観光される。訪れる人々を惹きつけるのは、そこが、現在の「英国王室一家が住む場所」だけでなく、「王室の歴史」「城という貴族文化の頂点」といった歴史や文化が現れた「コンテンツ」だからこそ、でしょう。

貴族文化といえば、スーツなどもそうした階級文化の潮流から生まれたわけですが、ロンドンオリンピックでの参加チームユニフォームをタイ着用や、襟付きのシャツを着るジャケパンスタイルを採用するところが多かったような気が、リオオリンピックと比較すると多かったように見受けられます。


【100カ国突破!】世界の"オリンピック開会式用衣装"を見比べよう! - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2134251653440371701

【まとめ】どの国がおしゃれ?リオ五輪に向けて各国のユニフォームが続々発表 http://www.fashionsnap.com/inside/rio-olympic-uniform/


どこで開催されるのか、といったこともユニフォームの制定ではファクターになっているのかもしれません。実際、ファッションではTPOは重要なファクターですし。


ロンドン五輪の開会式は、イギリスの「コンテンツ力」が発揮されたものでした。

不思議の国のアリス』『101匹わんちゃん』『ピーターパン』『ハリーポッター』『メリーポピンズ』『007』『ミスタービーン』『炎のランナー』……などの視覚作品、『威風堂々』『Hey Jude』をはじめとした音楽作品、 産業革命といった歴史など、誰もが知っているコンテンツで彩られていました。

喫茶文化や、スーツといった装い、ビジネスの装いのコードも、イギリスが生んだコンテンツ、と言えるかもしれません。英国各ブランドが他国ブランドと違う雰囲気を醸し出すのも、「本場」といったところによるところが多いと思います。

こうしたコンテンツを生み出し、あるいは運用、発信していくチカラ、これこそがvery heart of Britishなのではないでしょうか。

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