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God is in the details

Crokett&Jones Edward Green セントラル製靴 宮城興業 ファッション

「神は細部に宿る」という言葉、ファン・デル・ローエというモダニズム建築の大家が言った言葉として有名です。「細かいところも、手を抜くな」「誰も気しないような細部を完璧にしてこそ、全体も完璧なものとして仕上がる」というような意味で用いられがちですが、「(シンプルに規定されたデザインでは)全体設計に寄って細部も規定される」といった意味の解釈もあるそうです。

この建築家、”Less is more”という言葉も残しており、シンプルな装いこそ、味わいがあると思う人間としては、含蓄のある言葉だと感じ入ります。

 

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これはミヤギコウギョウの「フジバナ」の側面です。Uチップとしてかなり価格が上のドーバーとも比較しても劣らないという評価を聞きますが、たしかによくできたモカシンだと思います。

また、ソールとの出し縫いの間隔もとても狭いものです。

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対して、こちらはCentralのクォーターブローグ。ミヤギコウギョウよりは間隔が空いている出し縫いで。まあ、そうは言うものの、それでもこうして見ると充分な間隔ではないでしょうか。

まだ履いてないためシワがなくキレイですが、使っている革はミヤギコウギョウより上質なイメージがあります。

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こちらはChurch'sの同じく側面です。縫いの間隔はそこまで緻密!という感じではないですが、らしいといえばらしいですね。(雑な造りではないですが、こういうのが特徴として活きるブランド、日本ではまれではないでしょうか)

 

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こちら、2枚ともクロケットアンドジョーンズのもの。1枚目が高島屋別注の、ハンドグレード仕様の靴ですが、アウトドアブーツということもあってか、2枚目のBeams別注のスタンダードライン仕様のアンラインドチャッカブーツよりも縫いピッチは広めです。逆に、チャッカブーツのほうは縫い目が見えないような仕様になっています。

 

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そして、こちらはエドワード・グリーン。ピッチの目は細いですね。

 

ピッチ一つ比較してみてもそのメーカーの哲学が見えてきます。