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たとえ、天が落ちようとも

 

宮城興業とWorldfootwearGalleryのコラボ「ミヤギコウギョウ」ブランドの靴は、キャップトゥ「ベニバナ」以外にもさまざな靴が展開されており、現在6足ほど購入してきました。

現在履いてるミヤギコウギョウについて、簡単にまとめておきたいと思います。

 

ラスト(木型)は、2種類展開しており、ラウンドトゥのものと、セミスクエアトゥのもの。ラウンドトゥのものがAR78、スクエアトゥのものがW02という名前のラストであると某掲示板に書かれていましたが、未確認です。

ラウンドトゥのものが展開数としては多く、良く見るモデルのキャップトゥや、ダブルモンク、エプロンダービー(Uチップ)のものがこちらのラストです。スクエアトゥのものは、良く見るのはセミブローグのものくらいでしょうか。

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横幅も、ラウンドトゥのものがD相当、セミスクエアトゥのものがE相当と言われており、セミスクエアトゥのもののほうが広いですが、同じサイズのものを履いています。

どちらも、エドワード・グリーン的な踵をつかみ、土踏まずを押し上げるという感じではなく、また、セントラル製靴が造った靴よりも、踵をつかまれているという印象は薄いですが、抜けそうになるという感じは一切なく、「包みこまれている」という言い方がふさわしい造りです。

中の造りはMen's EXの別冊ムック『最高級靴読本4』にも取り上げられています。

 

革は国産のキップ。革質は正直言ってコスパ良い!と言えるものではないです。そこまで、革の見極めができるとは思ってませんので、正しいかは不明ですが、革質で有名な日本ブランド靴や、Centralに勝りはしないでしょう。個人的にポリッシュ的な輝きよりも鈍い輝きが好きであり、また、5年履いた靴はいまた健在で、こらからも履いていきたいと思わせる風貌ですので、大切に手入れをすれば応えてくれるクオリティだと考えています。

底は原則伏せ縫いのレザーソールですが、チャネルが見えてるモデルもありますね。革底の硬さはそこそこ、といったところでしょうか、英国産の廉価なブランドのものよりも減りのスピードは遅く、しかし、10万円クラスの海外靴よりは早いかな、といったところです。

箱は緑色で某ブランドを思い起こすデザイン。箱にモデル名が書いてありますが、ここ以外でモデル名を知ることは雑誌くらいしかなそう。

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インソールには「MIYAGIKOGYO SHOEMAKER YAMAGATA」の文字が刻印されています。これも某ブランドぽい。黒靴だと、インソックスが黒色です。百貨店で、展開しているミヤギコウギョウブランドは、この刻印「MIYAGIKOGYO」のフォントが大きくなっています。

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セミブローグは、「ヨウキヒ」という名前。買って1年です。

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エピロンダービー「フジバナ」。この靴だけ、現在持っている中で唯一の外羽根靴で、ハーフサイズ下げています。踵回りの掴みがよりわかった靴。

 

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購入してちょうど5年の「ベニバナ」。買った当時よりも風格のある存在に育ちました。

 

007シリーズ映画『スカイフォール』では、ロンドンをスーツ姿で走り抜けるジェームズ・ボンドが描かれています。スーツ姿でもアクティブな動きをするそのキャラクターと装いは魅力であり、装いへの信頼とこだわりを感じさせます。

Skyfallとは"fiat justitia ruat caelum"(たとえ、天が落ちようとも正義は為せねばならない)の英語訳から来ているようですが、「天が落ちる」非常事態に選べる装いとして選べるのはなんなのでしょうか。その一つの選択肢としてこのミヤギコウギョウは充分耐えうるのではないでしょうか。