ファッション
「赤い洗面器の男の話。ある晴れた日の午後道を歩いていたら、向こうから赤い洗面器を頭にのせた男が歩いてきました。洗面器の中にはたっぷりの水。男はその水を一滴もこぼさないように、ゆっくり、ゆっくり歩いてきました。」 流行の発信源というものはどこ…
秋といえば紅葉シーズン、そして名所には時代がかったところが多いです。なぜなのでしょうか。紅葉並木、とかであればある程度成長した木であったり、あそこは紅葉が綺麗だよね、と周りから認められる必要があるわけで名所となるには時間がかかるわけです。 …
雨が続くと、困るのが靴。ゴム底の靴を雨天時使っている身としては、雨の日の靴は限られて来ます。 またゴム底といっても、通常のグッドイヤーウェルトの靴では小降りの雨まで。激しい雨だと靴の中まで雨がしみて来ます。 もちろん、そこで長靴なんかを履く…
靴はメンテナンスを繰り返して行くことで磨きがかかり、深みが増していきます。なかでも茶靴はクリームの色でいろがつけることができますが、それは1回2回で増していくものではありません。ある書では、最低2年くらいしないと靴らしくならないとありました。…
クールビズスタイルで活躍するのがローファーなどのスリッポン。そして、ソックスも、通常のソックスではなく、履いていないようにみえるベリーショートソックスがかかせません。 もちろん、「お堅い」職場であれば、黒靴のビジネスシューズしか認められない…
カジュアル化が進行して行くのが世の流れ。夏は堅苦しい格好では暑いのでほかの季節よりカジュアル度高めな季節です。『ダウントンアビー』に出てくるような貴族の休日はもちろん、農作業に従事する人であろうともスーツを着る文化はいまや遠い昔。Tシャツに…
クロケット&ジョーンズが、ロイヤルワラントを獲得したようなのが、インスタグラムの公式を見るとわかります。 英国王室ご用達ともいわれ、紋章を刻印することが可能になり、靴の有名ブランドだとTricker'sがインソックスに記しています。この紋章は実は3種…
秋冬物のクリアランスは年始くらいから1ヶ月程度の間に開催されるようですが、初夏物のクリアランスは6月から1ヶ月程度の間に開催されることが多いようです。季節はまだまだ続くもののショーケースの中身が次の季節へと移行するタイミングであり、ひょっとし…
気温が高いものの、湿度が低くカラッとした日が続くと思いきや、梅雨入りが宣言され、雨の日が続くかシーズンがやってきました。 革底の靴を気にせず使うのもありですが、個人的にはラバーソールの靴を用意しておきたいものです。 ビジネス向きの黒靴で、ラ…
メンズの代表的な色であるネイビーとグレー。 ネイビーは青の明度によってさまざまな表情を持つため、 フォーマルでは薄い水色のシャツに濃紺スーツとタイ、カジュアルではロイヤルブルーのジャケットに、ブルーTシャツ、ブルージーンズといった、シチュエー…
※この項は『ララランド(La La Land)のネタバレを含みますぞい。 この物語は、時代がいつなのだろう?と思うところが節々にあります。それは、まず第一におそらく画質や原色使いのファッションのせいなのでしょうが、プリウスに乗っていることやスマホをい…
ダサさ、とは何でしょうか。ロックスタイルや、ストリートスタイルが好きな人がネクタイやスーツスタイルを批判するような「ダサい」、というのはスタイルの違いによる批判です。そうではなくて、同じ(ような)スーツやジャケット、カジュアルならTシャツや…
気温の変動が激しい時、服装はどうするのか? 秋と同じ迷いが春にはあります。個人的には、最高気温が15度を超えてくると、秋冬のジャケットでは暑いため、春夏服を引っ張り出してくることにしています。寒の戻りといわれるような寒い日だけはまた、冬ジャケ…
ふらっと店に入ると3月に入ったこともあり、スエードブルゾンが半額になっていた。スエードブルゾン。レザーよりも表情は柔らかく汎用性は高そうだ。初のスエードブルゾン。雑誌などでも休日の格好として出てくるし、持っていて損はないだろう。マイサイズで…
ファッションの歴史を知っていると、これをどう使うのか?と疑問を感じたとき、あるいはマンネリに陥った時、突拍子もないアレンジを見たとき、その正しさや飛躍具合がわかるわけです。もちろん、そこに拘泥するとかたくななスタイルに陥ってしまうのですが……
靴を新調したとき、そのママ履いてはだめで、履く前にいろいろと「仕込み」をします。せっかく手に入れた革靴を長く履くならば、プレメンテをしたほうが長く履けるといわれています。 スムースレザーの場合、革を磨いてから履くほうがダメージが少ない、と言…
靴下、というアイテムはかなり地味なアイテムです。手首より先、首より上以外の肌を見せないために、靴とズボン/パンツの間に存在するアイテムですが、裾丈の短いのがトレンドの昨今、見た目の比重は多少上がったと言えども、ソックス選びに重点を置いてい…
本格靴、と呼ばれるような造りの靴、はじめて買った物をどれほどの人が持っているんでしょうか。この沼?に分け入ってからの時間はもちろん、当時のものが斉須が合わなくなってしまい、手放してしまったケースも多いと思います。その一方で、メンテナンスが…
服装の、タイやシャツ、靴などのアイテムはどれを所有しているか、わからなくなることがあります。管理しきりれないほど持っている、管理キャパを超えていると言われればそうなのかもしれませんが、たまたま通りがかったショップやセールで衝動買いしそうに…
装いのアイテムを増やして行く際によくやるのが色違いのものを買っていくこと。以前、ここで紹介したチェスターコートのようにシルエットは同じものを色違いで買うと、使い方の違いは純粋に色の違いとなり、新しい色を取り入れやすいのではないでしょうか。 …
短い通勤時間であってもコートに手が伸びる時期。案外オフィスが暖かいと、服装が難しくなってきます。外部の方へ出向いての打ち合わせもなく、1日暖かいオフィスにいるのなら、コートやジャケットの下はラフでも良い気もする一方で、年末年始の会食も多い時…
10月に入るくらいの頃は、夏の延長線上、という気もしますが、11月になると秋やら冬やらといった空気になってきます。毎年がそうなのかは思い出せませんが、庭で金魚やメダカなど、水の生き物を飼育している人のブログによると、11月中のある日に冬眠して魚…
キャップトゥやプレーントゥ、あるいはダブルモンクのキャップトゥ的な箇所をみるとその人の靴の磨き方が端的に出ていると思います。 つまり、ワックスを使うのか。ピカピカテカテカが好きなのか。マットなのが好きなのか。 ワックスを使う行為が通常のメン…
かしこまった表革のキャップトゥや、プレーントゥなどシンプルな靴が年季が入りつつも磨かれ手入れされいるととてもステキです。しかし一方で、脱ぎ履きしやすいスリッポンや、スエードなどもとてもステキなもの(笑) カジュアル化が世の中の流れのせいかブ…
靴は3年経ってようやく一人前になる、というようなことを語っていた本がありました。革靴はメンテして履き、メンテして履き、馴染み、風格を持つようになるのにはそれくらいかかる、という意味でしょう。 実際、タイトな革靴を馴染ませジャストフィットで履…
メンズの色の基本は紺色(青系統)、灰色とそして白(無彩色系統)だと言われています。カジュアルシーンならば、さらに茶色や緑色といったアースカラーの系統も入ってくるでしょう。 もちろん、ブラウンやグリーンもオフの日で活躍する色ですが、グラデーシ…
一気に寒くなりました。11月頭は、最高気温が15度を下回る日もどんどんと出てきて、背抜きのジャケットでは厳しい日もあるようです。 さて、そんな時期だから履きたいのがブーツ。 現在、手持ちのブーツは、「チャッカブーツ」、「チェルシブーツ」、「編み…
秋はいつから始まるのでしょうか。定義は人それぞれでしょうが、無理なくジャケットを着れるようになってから、というのが、個人的な秋です。 季節目の変わり目は服装に悩みますが、最高気温が25度を下回り、最低気温が15度付近な日が背抜きと呼ばれるジャケ…
シャツの形は、襟先にボタンのついたボタンダウンや、クールビズでみられる第一ボタンが2つあるドゥエボットーニになど様々あります。では、襟の開き具合は? 一番多くみられるのがレギュラーというタイプでしょうか。しかし、やや古臭く見えるせいか、若い…
夏といえば、やはり脱ぎ履きのしやすいスリッポン。代表的なのはやはりデッキシューズやローファーでしょう。特にローファーは、クールビズであれば、ビジネスにも使えるドレス感のある靴です。やはり暑かった今年の夏、紐靴を履くのはどうも暑苦しい……とい…