ポメラニアン・ラプソディ:クールビズのソックスとシューズ

クールビズスタイルで活躍するのがローファーなどのスリッポン。そして、ソックスも、通常のソックスではなく、履いていないようにみえるベリーショートソックスがかかせません。 もちろん、「お堅い」職場であれば、黒靴のビジネスシューズしか認められない…

渚のシルクハット:サマースタイル

カジュアル化が進行して行くのが世の流れ。夏は堅苦しい格好では暑いのでほかの季節よりカジュアル度高めな季節です。『ダウントンアビー』に出てくるような貴族の休日はもちろん、農作業に従事する人であろうともスーツを着る文化はいまや遠い昔。Tシャツに…

iのアイサツ:John Lobb"Ashley"

夏といえば、ローファーやデッキシューズ。 個人的には、アンライドのローファーが履きやすく、夏には素足で涼しく出かけることができます。(素足よりは素足風のショートソックスを履きますが) すでにエドワードグリーンのアンライドローファーを持ってい…

ヴォヤージュ1879:クロケのロイヤルワラント

クロケット&ジョーンズが、ロイヤルワラントを獲得したようなのが、インスタグラムの公式を見るとわかります。 英国王室ご用達ともいわれ、紋章を刻印することが可能になり、靴の有名ブランドだとTricker'sがインソックスに記しています。この紋章は実は3種…

真夏の通り飴

秋冬物のクリアランスは年始くらいから1ヶ月程度の間に開催されるようですが、初夏物のクリアランスは6月から1ヶ月程度の間に開催されることが多いようです。季節はまだまだ続くもののショーケースの中身が次の季節へと移行するタイミングであり、ひょっとし…

おお、空を抱きしめて

外出時必要なのが鞄。オフの日なら持ちたくないという人もいるでしょうし、オフィスと家を行き来するくらいならいらないでしょうが、クライアント訪問時たとえ本人は手ぶらに近くても鞄もなく出かける人はいないでしょう。ナイロンバッグは丈夫で、リュック…

Someone in the cloud

気温が高いものの、湿度が低くカラッとした日が続くと思いきや、梅雨入りが宣言され、雨の日が続くかシーズンがやってきました。 革底の靴を気にせず使うのもありですが、個人的にはラバーソールの靴を用意しておきたいものです。 ビジネス向きの黒靴で、ラ…

Fight with the blues

よくメンズファッションのテーマに上がるのが、スーツが作業着として支給だったら?という問い。反語的な、それではつまらないという仮定の問いなのですが、国民服もしくは世界的な衣装として誰もが1着は持ってそうなのがジーンズでしょう。ジーンズのつまら…

ULTRA BLUE

メンズの代表的な色であるネイビーとグレー。 ネイビーは青の明度によってさまざまな表情を持つため、 フォーマルでは薄い水色のシャツに濃紺スーツとタイ、カジュアルではロイヤルブルーのジャケットに、ブルーTシャツ、ブルージーンズといった、シチュエー…

City of Stars:金沢

金沢、一言で言うとスケールの大きい都市、という印象でした。土地面積の大きい場所といえば北海道でしょうが、札幌はたしかに平地広がる土地です。しかし、金沢は兼六園や、その持ち主の居城金沢城の広さに圧倒されます。こうした広いところは札幌近郊では…

Another Day of Stars:La La Landの夢

※この項は『ララランド(La La Land)のネタバレを含みますぞい。 この物語は、時代がいつなのだろう?と思うところが節々にあります。それは、まず第一におそらく画質や原色使いのファッションのせいなのでしょうが、プリウスに乗っていることやスマホをい…

もたついてやりきれない:ダサさについて

ダサさ、とは何でしょうか。ロックスタイルや、ストリートスタイルが好きな人がネクタイやスーツスタイルを批判するような「ダサい」、というのはスタイルの違いによる批判です。そうではなくて、同じ(ような)スーツやジャケット、カジュアルならTシャツや…

衣替モラトリアム:衣替えと整理

気温の変動が激しい時、服装はどうするのか? 秋と同じ迷いが春にはあります。個人的には、最高気温が15度を超えてくると、秋冬のジャケットでは暑いため、春夏服を引っ張り出してくることにしています。寒の戻りといわれるような寒い日だけはまた、冬ジャケ…

丸の外エキゾチック:京都の中心と周辺

『ブラタモリ』でよく耳にするフレーズが「なんでもキワが面白い」でしょう。江戸時代の朱引の周辺や台地と谷の境界、異なる地層の狭間というキワがクローズアップされるのを視聴したことのある方ならご理解いただけるでしょう。このキワに浮かび上がってく…

スパークル:物語の戦争戦術(アニメ『幼女戦記』と『ガールズアンドパンツァー劇場版』から)

戦争から、きらめきと魔術的な美がついに奪い取られてしまった。アレクサンダーやシーザーやナポレオンが、兵士たちと危険を分かち合いながら、馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する、もうそんなことはなくなった。これからの英雄は安全で物静かで物憂い…

小樽の光:小樽の観光資源

水族館などもありますが、小樽駅から街が続く範囲を小樽というならば、どこまでも続いていきそうな札幌と違い、小樽は小さい街です。特に観光名所と言えるのは実質駅舎があるほうでしょう。駅から、鉄道と並行のように商店街・運河・海とあり、この3ラインが…

3月のオリオン:札幌と小樽の覚書

3月の札幌は意外と暖かく、重装備が文字通り重くなりそうだった。JR駅前から大通まで、時計台とか道庁のレンガ造りの建物の観光名所がある通りは、雪がほぼゼロ。時折寒い風はふくものの、日中はそこまで寒くないです。そのうえ、商業施設や地下の歩行空間は…

キャラバン隊の到福

旅は楽しいものですが、冠婚葬祭で遠方に出るとなれば、服や持ち物に制限がついてきます。ご祝儀やお香典、それにともなうドレスコードに従った衣類、観光にするには向かない服をお供にせねばなりません。もちろん、主は旅行ではなくてその式に出席すること…

二次関だけのバカンス:メイドインジャパンの靴

日本製を絶対に買わない、と言う人が家電や車なんかだとそこまで聞きませんが、ファッション関連だとやや多く現れる気がします。たしかにスーツファッションの本流はイギリスですし、フランスやイタリアの各ファッションが「らしさ」を持っているのに対して…

The Great test. feat スエードブルゾン

ふらっと店に入ると3月に入ったこともあり、スエードブルゾンが半額になっていた。スエードブルゾン。レザーよりも表情は柔らかく汎用性は高そうだ。初のスエードブルゾン。雑誌などでも休日の格好として出てくるし、持っていて損はないだろう。マイサイズで…

The Great test:新しいスタイルへの挑戦について

ピンク色のジャケットを買ったことがあり、その際は案外派手目だが、着ようと思ったが、片手で数えるくらいしか来ませんでした。一方で、ピンクというよりは傾向ピンクのような色のセーターがあります。こちらは、ネイビーやグレーのものより着る回数は少な…

春典序曲:寒暖差の激しい日の装い

立春、雨水と暦を巡ってくるにつれて、日中は暖かいものの、朝晩は寒いという日が多くなってきました。そんな日は格好に困ります。昼に合わせると朝晩が寒く、朝晩に合わせると昼は暑く…そこでいろいろと模索してみたのですが、いまのところはこのようなスキ…

装の考古学

ファッションの歴史を知っていると、これをどう使うのか?と疑問を感じたとき、あるいはマンネリに陥った時、突拍子もないアレンジを見たとき、その正しさや飛躍具合がわかるわけです。もちろん、そこに拘泥するとかたくななスタイルに陥ってしまうのですが……

This is lovely:セーターとカーディガン

最近、オフィスに一日いる日はくつろぎと動きやすさから、ニット系のものを着る日が多いです。肩パッドなし、ジャージーまたはニットジャケットのような動きやすいジャケットが多いとはいえ、パソコンや書類とにらめっこしたり、荷物を運んだりするのに、ジ…

At the very very Beginimg:靴をおろす

靴を新調したとき、そのママ履いてはだめで、履く前にいろいろと「仕込み」をします。せっかく手に入れた革靴を長く履くならば、プレメンテをしたほうが長く履けるといわれています。 スムースレザーの場合、革を磨いてから履くほうがダメージが少ない、と言…

one more time, one more sokcs:靴下について

靴下、というアイテムはかなり地味なアイテムです。手首より先、首より上以外の肌を見せないために、靴とズボン/パンツの間に存在するアイテムですが、裾丈の短いのがトレンドの昨今、見た目の比重は多少上がったと言えども、ソックス選びに重点を置いてい…

時には昔の話を:ジョンストンアンドマーフィー

本格靴、と呼ばれるような造りの靴、はじめて買った物をどれほどの人が持っているんでしょうか。この沼?に分け入ってからの時間はもちろん、当時のものが斉須が合わなくなってしまい、手放してしまったケースも多いと思います。その一方で、メンテナンスが…

Brave New Year;あるいはセール

あけましておめでとうございます。 迎春、新春とともに訪れるのが百貨店やセレクトショップのセール。 いつもは高嶺の花のブランドが安くなっていたりしますが、自分のサイズが売り切れだったり、欲しいものとはちょっと違うものに出くわしたりして、余計に…

行く都市来る歳

年末年始の装いはラフな人が多いと思います。せっかくのお休みなので、わざわざ堅苦しいカッコウをする必要はないものの、トラディショナルなカッコウが好きな人の中には、タイを冬は締めたいという人もいます。カジュアルかつ簡単な装いとしては、Tシャツや…

He's making list, and checking it twice

服装の、タイやシャツ、靴などのアイテムはどれを所有しているか、わからなくなることがあります。管理しきりれないほど持っている、管理キャパを超えていると言われればそうなのかもしれませんが、たまたま通りがかったショップやセールで衝動買いしそうに…

Another one: buy it dusty;色違い

装いのアイテムを増やして行く際によくやるのが色違いのものを買っていくこと。以前、ここで紹介したチェスターコートのようにシルエットは同じものを色違いで買うと、使い方の違いは純粋に色の違いとなり、新しい色を取り入れやすいのではないでしょうか。 …

Ration GA GA:冬のオフィススタイル

短い通勤時間であってもコートに手が伸びる時期。案外オフィスが暖かいと、服装が難しくなってきます。外部の方へ出向いての打ち合わせもなく、1日暖かいオフィスにいるのなら、コートやジャケットの下はラフでも良い気もする一方で、年末年始の会食も多い時…

暦の上でもディセンバー

10月に入るくらいの頃は、夏の延長線上、という気もしますが、11月になると秋やら冬やらといった空気になってきます。毎年がそうなのかは思い出せませんが、庭で金魚やメダカなど、水の生き物を飼育している人のブログによると、11月中のある日に冬眠して魚…

リフレクティア:靴の磨きについて

キャップトゥやプレーントゥ、あるいはダブルモンクのキャップトゥ的な箇所をみるとその人の靴の磨き方が端的に出ていると思います。 つまり、ワックスを使うのか。ピカピカテカテカが好きなのか。マットなのが好きなのか。 ワックスを使う行為が通常のメン…

Swing, swing, swing:ミヤギコウギョウ「カキツバタ」(スエードダブルモンク)

かしこまった表革のキャップトゥや、プレーントゥなどシンプルな靴が年季が入りつつも磨かれ手入れされいるととてもステキです。しかし一方で、脱ぎ履きしやすいスリッポンや、スエードなどもとてもステキなもの(笑) カジュアル化が世の中の流れのせいかブ…

waiting for dove

靴は3年経ってようやく一人前になる、というようなことを語っていた本がありました。革靴はメンテして履き、メンテして履き、馴染み、風格を持つようになるのにはそれくらいかかる、という意味でしょう。 実際、タイトな革靴を馴染ませジャストフィットで履…

Colour Queen:グラデーションのある着こなし

メンズの色の基本は紺色(青系統)、灰色とそして白(無彩色系統)だと言われています。カジュアルシーンならば、さらに茶色や緑色といったアースカラーの系統も入ってくるでしょう。 もちろん、ブラウンやグリーンもオフの日で活躍する色ですが、グラデーシ…

let me leaf:ブーツ支度

一気に寒くなりました。11月頭は、最高気温が15度を下回る日もどんどんと出てきて、背抜きのジャケットでは厳しい日もあるようです。 さて、そんな時期だから履きたいのがブーツ。 現在、手持ちのブーツは、「チャッカブーツ」、「チェルシブーツ」、「編み…

都合のいいネクタイ

ネクタイを締めやすい時期になってきましたが、ネクタイもさまざま。シルクのつるつるとしたタイは必須アイテム。特に濃紺の白ピンドットは最初の一本としていろいろな箇所で紹介されていますし、持っている方も多いでしょう。私も、明るいロイヤルネイビー…

広い世界に未知なるステージ:秋の装い

秋はいつから始まるのでしょうか。定義は人それぞれでしょうが、無理なくジャケットを着れるようになってから、というのが、個人的な秋です。 季節目の変わり目は服装に悩みますが、最高気温が25度を下回り、最低気温が15度付近な日が背抜きと呼ばれるジャケ…

widest dreams

シャツの形は、襟先にボタンのついたボタンダウンや、クールビズでみられる第一ボタンが2つあるドゥエボットーニになど様々あります。では、襟の開き具合は? 一番多くみられるのがレギュラーというタイプでしょうか。しかし、やや古臭く見えるせいか、若い…

Loafers〜夏の英雄たち

夏といえば、やはり脱ぎ履きのしやすいスリッポン。代表的なのはやはりデッキシューズやローファーでしょう。特にローファーは、クールビズであれば、ビジネスにも使えるドレス感のある靴です。やはり暑かった今年の夏、紐靴を履くのはどうも暑苦しい……とい…

Swing'in the rain

雨の日の靴のメンテナンスは「乾かすこと」「油分を入れること」に尽きるでしょう。油分を入れること、に関していえば日常的なメンテナンスとそう変割りはなく、この点に関して変わり映えがあるのは人によって「磨き方」は変わってくるというところでしょう…

結婚行進録:夏の京都にて

結婚式や、その二次会の服装というのは迷うもの。 季節はもちろん、新郎新婦とは親族なのか友人なのか、はたまた友人代表・仲人なのかといった関係性も重要になってきます。 おしゃれにこだわりのある主催者ならば、ドレスコードなんてものも、あるかもしれ…

進捗5センチメートル:新宿

神楽坂がJR飯田橋駅から地下鉄神楽坂駅までの回廊のような地域を言うならば、広大にどこまでも際限なさそうにみえるのが、新宿ではないでしょうか。 「しんじゅく、にしぐち、えきのまえ~♪」で有名?な新宿西口は、駅前に百貨店、その奥、西の方角に高層ビル…

八雲立つ:神楽坂

尾根の上には有力者が住むというのは古来からの慣わしなのかもしれません。見晴らしが良い、敵に攻められにくい、水害にあいにくい…… 江戸時代、赤坂周辺の台地の上の良いところは大名屋敷でしたし、音羽や目白は有名政治家の御殿として名を響かせましたが、…

真夏の夜の靴

夏のブーツは、履いているほうも見ているほうも暑苦しいのでブーツ好きやよほどのシーンでない限りめったに履くことはないでしょう。しかし、スエードは秋冬のものという認識から、シーズンに関係なく履ける靴となってきました。スエードはもともとカジュア…

Repeat after me

――歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」マルクス「ブリュメール18日のクーデタ」のこの言葉は、あまりにも有名ですが、なぜに二度目は喜劇(コミカル)になってしまうのでしょうか。それは歴史として記憶されるような劇的なムーブメン…

意味というヤマイ:『シン・ゴジラ論』意味に憑かれたゴジラ

柄谷行人『意味という病』。最初に書店の本棚でこの背表紙を見かけたとき、意味を過剰に読み解くものを嘆く話かな、と思いましたがそうではなく、意味を読み解くという行為が実は近代的なものである、といったような話でした。フィリップ・アリエス『<子供…

The very heart of

"The very heart of British nation"、BBCドラマ『Sherlock』にて、バッキンガム宮殿をこうマイクロフト・ホームズは呼びます。イギリスの中心地バッキンガム宮殿を言い表したことばだと感じますが、それは外国人観光客にとっても、あの場所が有名観光地にな…